未経験からのエンジニア転職で見直すべきこと

その「こだわり」捨てた方がいいかも‥‥

時間や場所にとらわれず働き、最先端の技術を駆使して高い収入を得られるイメージの強いITエンジニア職。業務内容そのものよりも、ライフスタイルそのものへの憧れが興味のきっかけになっている方も多いのではないでしょうか。

豊かでゆとりある生活を送ることを職業選択の軸にすることはキャリア理論の観点からも間違いではありません。ITエンジニアだけに限らず、譲れない条件を明確にしておくことはキャリア選択の上で重要なことです。

しかし、まず初めは捨ててしまったほうがキャリアチェンジの近道かも……という「こだわりポイント」があるのも事実です。未経験でIT業界を目指す方が陥りがちな「こだわりの落とし穴」を3つ紹介していきます。

進導エイリ
進導エイリ

今日は、IT業界で1000名を超える書類選考、200名を超える採用面接を通して感じた「捨てたほうが良いかもしれないこだわり」について紹介します!

1.働く場所

コロナ禍で在宅ワークが浸透したものの、まだまだ出社が必要!という方も多いですね。在宅での仕事を手に入れるためにエンジニアを目指される方も多いと思いますが、IT業界を志す理由として(特に企業に向けて伝える志望動機として)「在宅ワークをしたい」は少し弱いかもしれません。

SNSなどで注目されがちな発信から「IT業界は在宅が主流」というイメージを持たれる方も多いですが、現実は必ずしもそうとは限りません。開発チームの体制や、発注元のお客様の要望などで出社が必要なケースはまだまだありますし、特に未経験者にとっては、困ったときに頼れる人がすぐそばにいない在宅ワークは必ずしも快適な職場環境とは言えないものです。

また採用側の事情として、現在は在宅勤務メインで行っていても、今後勤務形態をどのようにしていこうか……と検討する時期に差し掛かっている企業も数多くあります。今後、100%とまではいかないまでも出社を取り入れる可能性がある……という企業にとっては「在宅ワークにこだわりのある求職者」はミスマッチな人材になってしまいます。

2.開発するプロダクト

AIや人工知能といった最先端技術が身近なものになり、自分もこんなサービスを作りたい!と理想を持っている方も多いかと思います。素晴らしいプロダクトからインスピレーションを得て、将来的に作りたいものや高い理想を抱くことは大切ですが、それがあまりに具体的すぎると、キャリア選択の幅を狭めてしまうことになるかもしれません。

例えば「AIによって作詞・作曲ができるアプリを開発したい」と考えていたとして、そのようなアプリを作ろうとしている、かつ未経験者にそれを任せてくれる企業にたどり着くのが簡単でないことは想像できますね。

3.起業・フリーランスになること

自由で収入の高いイメージのある「フリーランスエンジニア」ですが、全くの未経験から起業したり、フリーランスとして安定的な収入を得ることはそう簡単ではありません。

社内で教育を受ける機会がないことはもちろん、自分一人で営業を行い顧客を獲得するのは、十分な開発実績がない未経験者にとってはとても難しいものです。一度会社に所属しプロの働き方や開発のプロセスを知ることは、後にフリーで働くことを決めている方にとっても学べることは多いはず。所属した会社を通して得たコネクションがフリーとしての業務の獲得に繋がることも少なくありません。

また、当然ながら、就職活動において「フリーランスを目指している・起業したい」というアピールはマイナスになることもあるので注意が必要。自立心を持った人材を求める企業にはマッチするかもしれませんが、いずれ辞めてしまうことを宣言している求職者を採用したい会社はそう多くはありません。

最後に

進導エイリ
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いかがだったでしょうか?今回紹介したようなこだわりは、IT業界への第一歩である最初の転職では、潔くあきらめてしまうことも有効な戦略かもしれません。

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