【VSCode】ターミナルコマンド一覧|基本編(Visual Studio Code)
VSCodeターミナル使用コマンド(基礎編)
VSCode上でターミナルを使用し、Pythonファイル等を実行することができます。
Djangoで言うところのpython manage.py runserver(サーバー起動)とかですね!
Pythonコマンド以外にも便利なコマンドはありますので、基本的なものをまとめておきます。

基本的にはMac・Windows共通のコマンドなのですが、
Windowsの場合はWindowsPowerShellが使用されていることに注意してください。
コマンドプロンプトを使用したい場合は別途VSCode上で設定が必要です。

コマンド一覧
・cd
ディレクトリの移動(Change Directory)
# testというフォルダに移動
cd test
# ホームディレクトリに移動
cd ~/
# 一つ上の階層に移動
cd ..
# ドライブ直下(Cドライブ等)に移動
cd ¥
cd は正式にはCHDIRと言います。
chdir と入力しても良いのですが、長いのでcdの方が楽ですよね。

・pwd
カレントディレクトリのパスを表示(PrintWorkingDirectory)
# カレンとディレクトリパスを表示
pwd
カレントディレクトリとは、システムが現在位置として認識しているディレクトリを指します。
カレントディレクトリを基準にして、相対パス等の指定をしていくのでpwdで現在位置を把握出来るのは便利ですね。

・ls
カレントディレクトリに存在するディレクトリやファイルを表示(List)
# カレントディレクトリに存在するディレクトリやファイルを表示
ls
# ディレクトリやファイルの詳細情報も表示
ls -l
# 隠しファイルも含めて、全てのディレクトリとファイルを表示
ls -a
# 隠しファイルも含めて、全てのディレクトリとファイルの詳細情報を表示
ls -la
ディレクトリやファイル情報が見れるコマンドです。
隠しファイルはデフォルトでは表示されないファイルなので、非表示設定を解除しなければエクスプローラー等で見ることは出来ません。
AppData等が代表的ですね。
ls -aコマンドで表示させた時に、名前の前に「.」が付いているのが隠しファイルです。

・tree
カレントディレクトリに存在するディレクトリやファイルの構成を表示
# カレントディレクトリに存在するディレクトリをツリー上に表示
tree
# testディレクトリ以下を表示
tree test
# ディレクトリとファイルを表示
tree /f
# 表示情報を保存
tree /f > ファイル名(test_tree.txt等)
lsと異なりディレクトリ階層を表示してくれるコマンドです。
どこに何があるかが分かるので、使いたいディレクトリやファイルのパスを確認するのに便利です。
長くなる場合はテキストファイル等に書き出させると検証がしやすいですね。

・mkdir
新規ディレクトリ作成(Make Directory)
# testというディレクトリを作成
mkdir test
・touch
新規ファイル作成
# test.pyというファイルを新規作成
touch test.py
・mv
ファイルの移動、リネーム(Move)
# test.pyというファイルを相対パスでconfig配下に移動
mv test.py config/
# test.pyをtest02.pyにリネーム
mv test.py test02.py
・cp
ファイルをコピーする(Copy)
# test.py を相対パスでconfig配下にコピー
cp test.py config/
# test.pyをtest02.pyという名前でコピー
cp test.py test02.py
# configディレクトリの中身を全てsampleディレクトリにコピー
cp -r config /sample/
・rm
ファイルを削除する(Remove)
# test.pyを削除
rm test.py
# sampleディレクトリを中身ごと削除
rm -r sample
# test.pyを警告無しに削除
rm -f test.py
# sampleディレクトリを警告無しに中身ごと削除
rm -rf sample
・history
実行コマンド履歴を表示
# 実行したコマンドの履歴を表示
history
# 実行したコマンドの履歴を削除
history -c
・python(python3)
pythonファイルの実行
# test.pyを実行
python test.py # Windows
python3 test.py # Mac , Linux
MacやLinux端末ではデフォルトでPython2系がインストールされています。
pythonだけではこの2系が実行されてしまうので、3系のPythonで実行したい場合はpython3と入力しましょう。

・pip install
ライブラリやモジュール、フレームワークのインストール
# Pandasのインストール
pip install Pandas
・pip uninstall
ライブラリやモジュール、フレームワークのアンインストール
# Pandasのアンインストール
pip uninstall Pandas
OSや環境によって、pipではなくsudoやcondaを使用する場合もあります。
ご自身の環境に合わせてコマンドを使い分けましょう。

Windowsコマンド
一応Windows固有のコマンドも記載しておきます。
内容は同じでもコマンド名が異なる物もあるので、WindosPowerShellを使う際はコチラを参照してください。

・dir
カレントディレクトリに存在するディレクトリやファイルを表示(※lsと同じ)
# ディレクトリに存在するディレクトリやファイルを表示
dir
・ren
ファイル名を変更(※mvのリネーム機能と同じ)
# test.pyをtest02.pyにリネーム
ren test.py test02.py
・move
ファイルの移動、リネーム(※mvと同じ)
# test.pyというファイルを相対パスでconfig配下に移動
move test.py config/
# test.pyをtest02.pyにリネーム
move test.py test02.py
・copy
ファイルをコピーする(※cpと同じ)
# test.py を相対パスでconfig配下にコピー
copy test.py config/
# test.pyをtest02.pyという名前でコピー
copy test.py test02.py
# configディレクトリの中身を全てsampleディレクトリにコピー
copy -r config /sample/
・del
ファイルの削除(※rmと同じ)
# test.pyを削除
del test.py
・help
コマンドのヘルプ表示
# cdコマンドのヘルプ表示
help cd
・md
ディレクトリの新規作成(※mkdirと同じ)
# sampleというディレクトリを新規作成
md sample
・rd
ディレクトリの削除(※rmと同じ)
# sampleというディレクトリを削除
rd sample
・ipconfig
PCのIPアドレスやネットワーク設定を表示
# PCのIPアドレスやネットワーク設定を表示
ipconfig
基礎編は以上です!
他にも便利なコマンドやオプションがありますので、用途に応じて使ってみましょう!
